いろいろあったSR


前回のブログに登場した、当店に初入庫したSR400(3HTA)の整備。。。


とりあえず整備する前に、各部作動&外観チェックです!


先ずはこれ。

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ウチに整備や車検で初めて入庫されるSRの約半数がこの状態で来るのですが。。。(特にカスタム車)

ジェネレーター側のクランクケースから出ているブリーザーホースが下向きです。←これダメね!


これでは走行中、雨水等吸い上げてジェネレーター部がサビてしまいますので、必ず上向き(シート下に収まる様に)タイラップ等で固定しましょう!





リアのアクスルシャフトに目をやると。。。

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何故か左側にアクスルナットが見えます。


右側にはマフラーがあって、そちらからシャフトの抜き差しは出来ないはず・・・ですが。。。



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なるほど、そういう事ですね! カチ上げマフラーだと抜けるのね・・・笑





Rブレーキペダル。。。

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ブレーキシャフトとスプラインの噛み込みがズレてます・・・





その他ハンドルステムはコキコキ動きが悪く、Fフォークはスカスカ、各レバー・ワイヤーの動きもギシギシで、スロットルの戻りも悪く大変危険です。

そしてエンジンからは結構なタペット(カチカチ)音。。。



こちらの車両にはキャブ・マフラー共にヨシムラ製のレーシングタイプが装着(結構お金掛かってます)されていましたが・・・
気持ち良く走行出来て無かったんではないでしょうか???



ちなみに私も整備前にちょこっと試乗さて頂きましたが、スロットル開けるのも、ブレーキングも、Uターンするのもギクシャクして、やはり乗りずらかったですね!←Yさんすんません!






ではフロント周りから。


スカスカだったFフォーク

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出て来たシャバシャバオイル。 しかも少ない・・・もちろんスプリングも少なからずヘタっている事でしょう。 
スカスカの原因ですな!


こちらは当店お勧めのハイパープロ強化スプリング&オイルに交換。

Yさんの体重を聞き、ハンドルポジションとの兼ね合いを考慮して、油面を調整。





外したコキコキステム

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新型のアンダーブラケットに交換(事故歴あり?)されておりましたが、ベアリングは旧型のボールベアリングのまま。

もちろん新型のアンギュラベアリングに交換。




ハンドルは一文字タイプから、コンドルハンドルに交換されましたので、薄手のハンドルストッパーを追加。(画像無し…)

そのままハンドルロック掛けられるように、フレーム側のハンドルロック穴をリューター使って長穴加工。

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これでハンドルロックもバッチリ掛けられます!





続いてリア周り。

ハブクラッチ

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どう見てもグリスっ気全く無いですよね?

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案の定でした!

今まで一度もグリースアップされた事は無かったんでしょう。

・・・にしては、走行距離も少なかった事もあり? 各部の減りは最小限。

キレイに清掃し、ストッパー交換とOリング組込みでなんとか復活!





スルッとまでは行きませんでしたが、少しジャリっとした感触で抜けて来たスイングアームシャフト

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幸いシフトのサビは最小限で、ペーパーで軽く均して再利用可能。

ブッシュも画像の通り、奇跡的に段差も無く状態は良好!


但し、左(サイドスタンド)側のスラストベアリングと

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珍しくシムが二枚も入ってた!


同じく左側のベアリングカバーの状態は悪く

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ひび割れた左右のオイルシールと共に

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新品交換と相成りました~



こちらの車両は社外マフラーの都合もあり、センタースタンドが取り外されておりましたので、普段はサイドスタンドのみの使用。

どうしても左側に傾いて駐車しますので、そちら側に雨水等溜まり、サビが発生しやすいですよね!

私、個人的にはセンタースタンド、又はレーシングスタンド等を使い、出来るだけ水平に駐車する事をお勧めします。
(特に野外で雨等の影響を受けやすい方。)



予算の都合で、Rサス交換は次回に持ち越しとなりましたが、これで安心して社外サス入れられますね!





そしてそしてバルブクリアランス&カムチェーン調整

IN側

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EX側

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やはりどちら側もクリアランス上限超えてますね!



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アジャストスクリュー表面は減り・虫食いも少なく再利用。


イン側、EX側共に出来るだけクリアランス下限を狙って調整。

締まり過ぎのカムチェーンテンショナーカバー(笑)も外し、キッチリ調整。


とっても静かなエンジンになりました~





そして最後は各部レバー・ワイヤーのグリースアップ。

全くグリスっ気無いワイヤーに一本づつワイヤー専用グリースを注入して行きます。


ってか今まで車検や整備に出してたバイク屋さんは、この辺全くグリースアップしないのね?

当店では、車検持込み時は全てのレバー・ワイヤー・その他可動部のグリースアップ・注油はサービスですけど。。。



これにて各部の整備は終了です~ (細かい所は他にも沢山あったけど・・・)





整備には関係無いですが、最後にワタクシNG店主からのお願い。


今回の車両に限った事ではないのですが・・・

各部カスタム時に、パーツの固定や配線を束ねる時などに良く使われるタイラップ(結束バンド)

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この様に少~しだけ頭を残してカットされてる方をよく見ますが。(しかも斜めに切ってあったりもして。。。)



この、残った部分が刃物と化して、作業中の手や腕に切り掛かって来るんです~笑 ←いやっ、笑い事じゃない!

タイラップの材質が金属ではなくナイロンだからと言って侮ってはいけません。(マジでスパッと切れるよ!)

作業中は無意識に車体やフレームの奥に手を突っ込んで作業したりしますからね・・・ホント危険なんです。

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キッチリ根元でカットして、間違って手が触れても怪我しない様にしましょう~


今まで何度もブログに書こうとして、いつも忘れてしまってたんで、この機会に!!



何度も言う様ですが、今回の車両に限った事ではないので、みなさんもお気を付けて!


以前、他店でカスタムされたと言うお客さんのSRでも、結構この「タイラップ適当カット」はありましたので、

もし、もしですよ。 このブログを見られているバイク屋さんやショップさんがありましたら、お互い気を付けて作業しましょ~

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[ 2017/09/08 13:37 ] 整備 | TB(0) | CM(0)

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